使ってはいけない照明機材

ネットショップを開設して、自社で撮影している会社(プロカメラマンなどの指導を受けていない会社)には、カメラマンから見て絶対使わない方が良いライト類を使っている場合があります。

まず最初に上げるのは、工事用投光器です。比較的光量があり、価格が安いので昔から撮影に使われることが多々あります。

お勧めしない理由、

1,光量はあるが光の色(色温度)が微妙、撮影に向いた昼白色(約5500K°)ではなく多くの機材が昼光色(6500K°)です。昼光色は、昼白色と見比べるとかなり青白い色です。さらにわずかに色被りの有る機種がほとんどです。

2,工事用の照明は、光の色(色温度)だけでなく、色再現性が良くありません。太陽光を100とするRa値で表わされ、撮影にはRa値80以上の物を使うのが推奨です。最近の撮影用LEDライトは、Ra値90以上の製品がお多くなりました。

投光器の場合、Ra値を明記している機種は見当たらないようです。サイト運営者の個人的な推測では。Ra値70~80程度と思います。この投光器撮影画像は、彩度が低く、カラーバランスが崩れていいます。後のPhotoshop加工で何とかなる場合もありますが、非常に手間取ります。

3は、光の質が良くないという点です。強い直射光なのでコントラストの強い画像になります。撮影のライト類は、意図的にストロボ直射などのテクニックを使うことはありまが、ライト類を直接当てることはありません。バウンスやデフューザーを使って撮影することが普通です。このバウンスやデフューザーするための機材が工事用投光器には用意されていないので非常に使いにくいライトです。

例外的に使える?工事用照明機材

数十年前には、エレン クリップという機材で写真用レフランプを点灯していました。年配のカメラマンは、この灯具でライティングの勉強をしたものです。

このエレンクリップは、大型カメラ量販店などには現在でも販売している所があるようです。手軽に入手するには似たような(写真参照)製品をホームセンターで入手できます。

ただし、補助的に使うライトであり、必ず撮影に適した電球に変更してください。

撮影用のLED電球は種類も少なく、高価格です。エレンクリップタイプの灯具と電球を用意するより、小型のLEDライトを購入した方が良いと思います

まだある使ってはいけない照明機材

フロアスタンドも良く代用品として使われているのを目にします。3灯も付いているので、使えると思っている方も多いかもしれません。

工事用投光器と同じで、電球の色や、色の再現性は撮影用として全く考慮されていません。
撮影に使えるような電球は明るさがないか、高額の物しかありません。電球交換して使うのも費用がかかりすぎで、現実的ではないと言えます。
さらに電球の向きを変えられる範囲が狭くライティングの自由度がありません。

補助光としても使うべき機材ではありません。背景に写し込む小物としてしか使えないものです。

蛍光灯

運営者は、2箇所で見たことがある自作の蛍光灯ライトは皆さん思いつく機材です。これも、よほど上手に制作(撮影用の製品も昔は存在)しないとキレイなライティングのツールにはなりません。
写真のように直管蛍光灯を複数並べて、デフューザーを貼れば、一応面光源として使えます。

蛍光管も、色調が撮影に適した物は金額が高く(すでに製造中止?市中在庫のみでしょう)安定器・ソケット・配線などを用意しなければならず、高額になります。LEDの直管蛍光灯タイプを使えば安定器は要りませんが、色調やコストの問題は残ります。

広い面光源が必要であれば、自作する価値はあるかもしれません。一般的な撮影であれば、ビデオライトを購入した方がクオリティの高い写真が効率的に取れます。

商品撮影&動画撮影ならこのタイプがお勧めのビデオライトです。