電球型LEDライトは撮影に使えるか?

2020年春では使えるLED電球は数種

しばらく更新が出来ませんでしたが、再開。

お勧めの蛍光灯電球

ヤフオクにショップとして参入しようという方とお話をしていて蛍光灯ライトの導入をお勧めしました。そこで何故LED電球を撮影に薦めないのかという話題になりました。
明るさと色の再現性で以前のLED電球は使いずらい物でした。

管理人はLEDがダメというわけではありません。しかし電球型の光源としては2019年春現在でやっと数種類の製品が出てきたという状況です。
2020年春 追記)

電球型蛍光灯ランプは軒並み製造中止です。残った在庫がプレミア価格で販売されていたり、中国製も種類、流通量がかなり減っています

LEDにもかなり明るく色のキレイな製品が出始めた。

以前お勧めしていた電球型蛍光灯が1390lmの全光束に対し広告枠のパナソニックLED電球プレミア 12.5W(昼白色相当) LDA13NGZ100ESWは1520 lmで少し明るいようです。

これなら使って使えないものではありません。ただしra84のカタログ表記です。また金額がやや高いと思います。(下記参照)

演色性という色味の問題

別の投稿でも書きましたが、自然光と比較して色の再現性を表すため、演色性(CRI Ra)という指数を使います。100に近いほど自然光に近くなります。この演色評価数がLEDではかなり低い数値でした。現在RaよりCRIという表記が多いようです。
演色評価数CRI60~70がLEDの主流で、特に色がきれいと宣伝している製品でRa84というのが普通でした。なお定義は異なりますが概ねCRI≒Raで良いようです。

撮影に使う光源は明るさだけでなく、きれいな色味が求められます。明るいだけなら車のヘッドライトや水銀灯などが格段に明るいライトです。

一般家庭やオフィスでは、平均演色性評価数80以上のもの、店舗、美術館などでは90以上がすすめられてます。

撮影用としてもCRI90以上(Ra)のものが良いのは当然です。

ビデオライトという選択もある

ここ数年のビデオ用ライトの進化は目覚ましく、多くの製品がCRI95以上を記載するようになりました。

価格も小型の物で1灯2~3,000円からとLED電球を買うよりリーズナブルです。モノブロックストロボのような形でをしたビデオライトもディフューザーを工夫する必要がありますが十分使える性能があります。