シャッター速度を理解しよう

オートで撮っていると理解してないかも

露出のもうひとつの要素にシャッター速度があります、

瞬間を切り出す!とかのキャッチフレーズがあるように写真のは瞬間、シャッターが開いて画像を取り込むわけです。適正露出の明るければ早いシャッター速度、暗ければ遅いシャッター速度になります。

写真のようなミルククラウンと呼ばれる写真は、数千分の1秒を撮影したものです。(ストロボで止めたものもある。

商品撮影は比較的スローシャッター

シャッター速度はほぼ倍速で設定されています。基本的なこの数値は機械式シャッター時代のなごりです。今は電子制御でカメラの機種により中間の数値でも設定できます。

手持ち撮影では、30分の1が限界でしょう。(手振れ補正機能があっても)

別に書いているように、撮影感度は、ISO400程度が一般的なのでストロボを使わない場合、15分の1以下のシャッター速度になることが多くあります。(絞りF8)

このシャッター速度では、三脚が必須になります。レンズや被写体にもよりますが60分の1以下では三脚が要ると思ってください。

スマホは、撮影感度を自動で上げる

スマホでは、iPhoneもAndroidも暗い被写体は、手振れがなるべく起きないように、まず撮影感度を自動で上げて行きます。撮影感度が上がりすぎるとざらざらした感じになり画質が低下します。iPhoneもAndroidもマニュアル撮影や、露出調整機能がある(アプリがいる)ので感度を上げすぎず、シャッター速度が遅すぎないように設定して撮影するのがキレイな商品撮影のコツです。

フリッカーに注意!

露出の要素と直接関係はないのですが、蛍光灯やLEDでの撮影で気をつけなければならないのがフリッカーノイズです。

蛍光灯やLEDは1秒間に50回~60回点滅してます。(50Hzや60Hz)シャッター速度を100分の1や120分の1以上にしていると消えた瞬間にシャッターを切ることもありタイミングでは暗くなったり横縞などが出ます。デジカメの一部の機種で搭載されている電子シャッターは特に顕著にフリッカーノイズが出るようです。

50分の1以下で切っていれば問題ないでしょう。

なおLEDランプにはフリッカーレスをうたった機種もあります。低価格LEDには盛大にノイズがでる機種があるようです。

シャッター速度だけで数ページの解説になるのでここでは、まる覚えしてください。定常光商品撮影では三脚使用が必須、30分の1以上のシャッター速度が無難である。

湯気を止めたりする撮影はストロボが必要と覚えてください