商品撮影はストロボがお勧め

一般の方が、ヤフオクやメルカリに出品する場合は、常時点灯していて見たまま撮影できる定定常光ライトが使いやすい機材と言えます。
セミプロというか業務で撮影されているネットショップの皆さんにはストロボ撮影にぜひ挑戦していただきたいと思います。

ごく一部を除き、ほとんどのプロカメラマンはストロボを使います。

そもそもストロボとは?

ストロボとは大昔アメリカのメーカーの商標で正式な呼び名ではないという意見があり、販売メーカーでは単にフラッシュ、スピードライト、エレクトロニックフラッシュなどの名称が使われています。一般的にはストロボもしくはフラッシュで良いかと思います。仕組みはキセノン管と呼ばれる発光管に、電気をためたコンデンサーから高電圧をかけて瞬間放電発光させるシステムです。

キセノン管の発光は太陽光に近い波長の光のため写真撮影に向いています。ただし色温度の調整は必要(メーカー・単体誤差・使用度)です。

ストロボは大きく分けて3種類

大型ストロボ(フラッシュ)
電源部と発光部が分かれケーブルで繋がれている大光量な製品、スタジオに据え置きで使うことが多い。ファッション撮影や車などの大型商品撮影の必須機材であったが、デジカメの進歩でモノブロックと呼ばれる電源部内臓で片手で持てるほど小型の物が多く使われています。

小型ストロボ(フラッシュ)
20年ほど前はグリップストロボと言われるタイプも多くプロカメラマンが使っていたが、現在はクリップオンストロボと呼ばれるタイプがほとんどです。このブログでもモノブロックストロボと、このタイプクリップオンストロボを主に解説します。

内臓ストロボ(フラッシュ)
カメラそのものにフラッシュが内臓されている機種、ピッカリコニカが最初です。写ルンですにも内臓されていました。光源位置・光量に制約があるため商品撮影ではほとんど使われません。

初心者はモデリングランプがポイント

モデリングランプ点灯

ストロボでライティングをする場合、ストロボ光は瞬間光なので細かい所は確認できません。そのためモデリングランプという定常光ランプが内臓されているのがモノブロックストロボ(分離型大型ストロボも)です。写真のように中央に光っているのがモデリングランプです。(ハロゲンランプがほとんどですがLEDタイプなどもでてきました)

プロカメラマンは、モデリングランプが無くても経験と勘でライティングを組み立てることができます。初心者の方は中々うまく行きません。最初の1灯(セット)はモノブロックストロボをお勧めします。サイズが大きいという欠点はありますが、コストはそれほど変わりません。

2灯目はクリップオンストロボで

中国製ではありますがクリップオンストロボは、日本のカメラメーカーの純正品と比較して物凄い勢い進化しています。また機能だけでなく価格がメーカー純正品の数分の一で入手可能です。定常光ライトの数倍も明るく、価格はほとんど変わらない(かえって安いかも?)システムが組めます。

ぜひストロボライティングに挑戦してみてください。