トレーシングペーパー他
トレーシングペーパーは写真用を買おう
プロカメラマンは、光を拡散、デフューズするためトレーシングペーパー(以下トレペ)を使うのが一般的です。使い方しだいで高いソフトボックスなどを買わなくても近い光質の光を得ることもできます。
トレペは、大きな文具店にはA1とかB1とか撮影に使えそうな大サイズのものが売られてます。また文具店はロール状の物も扱いはありますが幅が狭く、取り寄せで価格も高い(送料が加算?)ことがあります。
しかしこの製図用のトレペはお勧めしません。蛍光染料が入っておりわずかに青みがかってます。
1灯撮影ならカスタムホワイトバランスでなんとかなるレベルですが、多灯でディフューザーが違うと後処理が面倒です。(出来ないこともある)
写真撮影用として販売されているものは、この蛍光染料が入っておらず安心です。
ブランドとしては、スーペリアメンテ(旧昌栄商会)の物が古く、同じように堀内カラーの物があります。いずれかを買っておくと間違いないと思います。
サイズが各種あります。お勧めは1.1m幅で20m巻きのものです。アクセサリーなど小ぶりの物しか撮影しない場合は幅841ミリの物、人物の全身や大型商品を撮る場合は幅1,800ミリもあるとよいでしょう。
フィルム状のディフューザーもある
トレペは、耐久性が無いというか破れやすいという面があります。フィルム状のディフューザーなら破れることはありません。
また細かいことを言うと、ハイライトの写りこみ(被写体が鏡状、銀食器等が代表)が微妙にちがいます。カメラマンにより、トレペの目(ざらっとした感じ)が嫌いな人もいます。
そのためトレペと同じように、スーペリアメンテと堀内カラーが製品を出しています。(よりマニアックな製品、プロ向け品は銀一にあります)
価格が高いのが欠点ですが、ディフューズパネルなどを一度作っておけば使い回しがききます。
布のディフューザーを使う手もある
丸いレフで折りたたみ可能な物を見たことがあるでしょうか?この仲間で、5種類の色、機能を持ったものが発売されています。
アマゾンで、レフ 半透明と検索するとたくさん出てきます。
昔は価格が高く、あまり普及してませんでしたが、中国製が出てきて価格が非常に安くなりました。楕円型や卵型の名称で120Cm×180Cmほどの物でも5000円以下で入手できるでしょう。小型のものは2000円以下です。(耐久性にはあまり期待できません。特にジッパーの部分)
レフとしても使えるので、大中小と揃えておくと便利です。セットするのもどこかに止めればよいわけで、トレペやフイルターのように貼り付け場所に困ることはあまり無いでしょう。支えるアーム類もたくさん出てますし、100均のクリップなどでも止められます。。
欠点は、トレペに比べると布の厚みがあり光量・色温度が少し落ちます。蛍光灯ライトでも使えますが、ストロボで撮影するときにお勧めです。