中国製(一部アジア製含む)の機材との付き合い方
中国人の物作りは日本人には理解不能
世界の工場、中国と言われて10年ほどの月日が過ぎました。
管理人も数人の中国人と付き合いがあります。中国人の考え方は日本人と近くて遠いものと痛感するところが多々ありました。
物作りに関して中国人の考え方は、基礎の技術やノウハウは金銭で買えばよいというのが一般的です。
まず言葉巧みに、一定の技術を持った会社と提携して合弁会社を作ることを目指します。中国進出ブームで中国に工場を造った、多くの会社がこの陥穽に落いってます。
かなり苦労して工場を立ち上げ、技術移転をし、製品が出来て日本で販売しようとすると、なんと同等品が日本ですでに販売されているという例はよく聞きます。しかも調べると付帯の特許や商標が中国だけでなくアメリカやヨーロッパ諸国に取得申請されているということさえあります。
新幹線を例に挙げるまでもなく一度習得した技術は、自分のものと言うわけです。
もう1つの、物作りに関して中国人の特徴的な考え方は、徹底したコストダウンです。
日本も猿真似といわれたコピー製品を作っていた時代があります。日本人の場合、コピー品が出来たらさらに付加価値をつけて元の製品を超えようとします。
中国人の場合、恐るべきコストダウンを図ります。写真用品で例を挙げると、日本製が真鍮など強い金属製で作っている部品を、アルミ製にする、さらには金属メッキのプラ製にするなどです。塗装なども下地の養生など無視している場合があり、不良品以前で小学生の工作レベルの物を製品として出してきます。
さらに恐るべきは、梱包、化粧箱の観念が全く違います。輸送時に本体が痛まないのであれば、見かけなど意味がないと考えています。
管理人もある商品を注文したことがありますが、新聞紙にくるんプチプチを巻いて品物が送られてきました、当然化粧箱などは付いてません。(掲載写真は白箱ながら化粧箱付き)
クレームをつけると、クッション材として新聞紙のどこが悪いのか?何で箱がいるのか? 本気で聞いてきますし、問題ないではないかと開き直ります。(何とか化粧箱だけは再度送ってもらいましたが)
中華製と蔑(さげす)んでばかりもいられない
スマホも中華製が増えてきたように、中国の製造業はまさに世界の工場です。否応なしに購入・使用しなければなりません。写真業界でも用品メーカーがいち早く中国で生産をはじめ、ストロボ老舗のコメットも一部の製品が中国製になりました。
例、アマゾンで販売されているETUMIのライトスタンドです。原産国:中国と記載があり先端ダボが海外仕様です。
中国製品との付き合い方
ハードに酷使するもの、組み立てが頻繁な物は購入しない使わない。
定評のあるメーカーの物を使う。(当サイトでもなるべく定評のあるメーカー、ブランド品を念のため紹介してます。)
2回買っても国産品や定評のあるメーカー品などよりも安いと割り切る。
Godox製品など、定評がある製品が出てきた。情報をつかみ審美眼をしっかり持とう。
梱包の悪さ、到着までの時間は綺麗、早いを期待しない。